オリオン星座と言えば、普通は冬の星座だと思って居る人が多いと思う。
しかし、それは一般的に人々が星を見上げる時間帯、それが夕方から遅くも午前1時頃迄に天空に見える星座、を季節の星座としているからである。
確かに今頃の季節は天の川や白鳥座、カシオペアなど見るべき星座に事欠かないが、夜明けのオリオン星座は最高に美しい。
そして、誰でも普通のカメラで簡単に写せる。
一般に、星座の写真を写そうとすると、沢山の星が写り込む為第三者に星座であると解釈してもらえる撮影は難しい。
所が、明け方のオリオン星座は星座全体が明るい恒星で構成されている為、かなり明るくなっても星座として認識出来、都合がいい事に露出も自動が使える様になる。
勿論、マニュアルで撮れる人は更に綺麗な写真も撮れる可能性がある。
そんな【真夏のオリオン】は、明け方の東の空に昇って来て太陽が昇る頃(明るくなって)見えなくなる。
(勿論 日中見えるとしたら天空を周ってる、実際に周っているのは地球だけど)
最初に【夏のオリオン】に気付いたのは美ヶ原からの夜明けのアルプスの写真を頼まれた時だった。
この時の写真は版権が無いので掲載出来ないが、雪国ネット・八海山ライブの過去ログデータに、
八海山上空に綺麗に写ったオリオン星座とアンドロメダ大星雲の写真を見付けたので紹介しよう。
♦ 写真は五日町スキー場のライブカメラ映像 (雪国ネット様承諾済)
写真は1時間置きにログを残す設定で、オリオン星座が少しずつ欠けている為、写真2枚を並べてみました。
3時の写真でオリオン星座の左端の星【ぺテルギウス】が、4時の写真では上部・「ゆきぐにネット」の “ト” の字の上に来ている事がわかる。
つまり、1時間でこれだけ移動していると言う事です。 星ってけっこう動くものですよね!
ちなみに オリオン星座の中、三ツ星の右下に斜めに星が並んで見えているがこれが【アンドロメダ大星雲】、太陽系の属する我々の銀河に一番近いとして知られて居る【銀河のお隣さん】です。
ところでこの【ペテルギウス】、今「超新星大爆発」が迫っていると天文学者達が熱くなっているらしい。
地球から約640光年離れている星なので、もしかしたらすでに爆発してしまったのかも知れないが、爆発現象の到着はこれからである。
東大宇宙研のシミュレーションによれば、昼でも第2の太陽が3か月位続けて見えるらしい。
♦ You Tube のひとコマ (昼も見える超新星爆発のシミュレーション)
【ペテルギウス】の和名を「平家星」、星座の対角線にある星【リゲル】は「源氏星」と言うそうだ。
今年のNHKの大河ドラマは 「平清盛」、平家星が源氏星より早く消滅するなんてドラマと似てませんか?
・・・・・ ハハハ! ちょっと締めくゝりに無理があるかな?
残暑で寝苦しい時は少し早起きして、ウォ―キングでもしながら夜明け前の東の空を見上げて見て下さい。
【真夏のオリオン】が “あなた” を待っていますよ!
そして、ペテルギウスやアンドロメダに思いを馳せて見て下さい。
きっと、いっとき暑さも忘れる事ができるでしょう。 と思う ・・・・ 退場しまーす (笑)
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